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プログラムは思った通りには動かない。書いた通りに動く。

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プログラマ界隈で言われる格言として、「プログラムは思った通りには動かない。書いた通りに動く」(詠み人知らず)というものがあります。「最近どこかで聞いたような・・・?」という方もおられるかもしれません。この言葉、現在放送中のドラマ「invert 城塚翡翠 倒叙集」でも使われていました。

今回は教育とこの言葉をつなげてプログラミングで身に付く素養について書いてみますね。

日常生活にもギャップはつきもの

学校での勉強中に先生が黒板に書いたことを正しくノートに書いたつもりが、後からみると字がぬけていたり、まちがっていたりということは多くの人が経験したことがあるのではないでしょうか。他にも家族の人にお願いを伝えたはずなのに、正しく伝わってなかったことでちょっとしたケンカになったことなんてあるのではないでしょうか。

「見たままのものを書いたつもり」「思っていることを伝えたつもり」どちらも自分の思いと行動の結果にギャップが生まれてしまっています。

機械相手だともっとギャップはおこりうる

ふつうに毎日をすごしていると自分がしようとしたことが実はできていなかったり、自分が相手に伝えられたと思っていたことが実は伝わってなかったりと、悲しいですが日常茶飯事です。

プログラミングはコンピュータに対して行います。人間だったら、うまく伝えられなかったとしても相手が足りない部分を補足したり解釈したりしてくれて(たまにこれがあやまちをうむこともありますが)、自分が思っていた行動を返してくれることもありますが、プログラミングの世界ではそのようなことは起こりません。

まさに【プログラムは思った通りには動かない。書いた通りに動く。】のです。

小さな失敗を乗り越えて大きな感動を得る

TTTでは主にゲームづくりを通してプログラミングの技術や考え方を学びます。プログラミングをする前には目標物を設定します。頭の中にあるイメージや言葉をつかって、コーチと相談しながらできるだけ具体化していきます。そこから「いざ、プログラミング」となりますが、100%と言っていい確率でコンピュータは思い通りに動いてくれません(笑)

なんでだろう?

どこがおかしいの?

ここかな?

あっ!できた

と試行錯誤する体験場面が自然に発生します。時には、修正して、修正して泥沼にはまってしまうこともあります。そのかわり何度も試行錯誤した上で、コンピュータが意図した通りに動いた瞬間は感動ものです。

へこたれない人に

数値では表すことのできない非認知能力が注目されるようになってからしばらくになります。その中にレジリエンスというものがあります。レジリエンスとは「回復力」「弾性(しなやかさ)」を意味する英単語です。ひらたく言えば、失敗や挫折を味わったときにへこたれない力を意味するものです。

すでに書きましたが、日常生活でも「思い通りにいかない」ことは日常茶飯事です。失敗をしない方法があるとすれば「何もしない」ことくらいでしょうか。プログラミングをする中で失敗とどう付き合うかを学んだり、失敗に対する耐性をつけたりすることもできます。レジリエンスを育てる学習活動としてプログラミングは適したものと言えると思います。

もちろん失敗が続けば、どこかであきらめの気持ちがでることもあるでしょう。TTTにいるコーチやメンターはスクール生のメンタルフォローも行います。安心できる環境の中で、何度も試行錯誤する体験をTTTでは大切にしています。

TTTでは1ヶ月分の無料体験レッスンを行っています。

  • プログラミングをやってみたいけど、あまりパソコンをさわったことがない
  • プログラミングって自分にもできるのかな
  • プログラミングは難しそうだけど挑戦してみたい

少しでも興味のある方は、お気軽にお近くの教室にお問い合わせくださいね。

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