「プログラミングって子どもの将来に役立つの?」
私たちは、子どもたちの「スキル」として、プログラミングのお話をさせていただく機会が多いように思います。
しかし、だからと言ってプログラミングを学べば社会に出てもやっていける、という話ではありません。
正確には、プログラミングを使って誰かの困りごとを解決したり、社会課題に貢献するといった、本質となる目的があるはずです。
最近では、持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)という言葉も浸透していますが、何か社会が抱える課題について、子どもたちにも意識する機会があればいいなと考えています。
そんな取り組みの一環として、TTT津山田町校では「SDGsけいじばん」という張り紙を教室のホワイトボードに掲示しています。
例えば、
【授業参観に来るのはお母さんばかり?】
というジェンダー平等に関する問い。
子どもたち「え、お父さんも来るで!」
コーチ「まあそうだよね。じゃあどっちの方が多い?」
子どもたち「それはお母さん」
コーチ「それはどうして?」
子どもたち「……たしかに」
という具合に、深く考えて課題を理解してもらうことを意識しています。
「お父さんは子育てに向いていないから!(暴論)」
「仕事で忙しいから!」
「じゃあ、いつでも見学できるようにすればお父さんもたまに来れるんじゃない?」
といった風に、子どもたちの間でも自然とディスカッションが生まれます。
中には実際にプログラミングのゲームの世界で、学校をつくり始めた子もいました。
プログラミングをただ楽しく学ぶだけでなく、子どもの興味関心と結びつけてあげたり、どう役立てるかといったことも意識させてあげたいなと思います。
TTTで学んでいる子どもたちには、きっと大人が想像もしないアイデアを出してくれるような期待感があります。
ぜひ、ご家庭でも子どもへ「困りごと」を相談してみてはいかがでしょうか?